九つの分野に多彩な講師陣 教えて!! まなびの市民講師  さまざまな分野で豊富な経験や資格をお持ちの方や団体が「まなびの市民講師」として、市民のみなさんの学習活動をサポートしています。現在62人が講師として登録し、「家庭生活・趣味」や「健康・スポーツ」など九つの分野で講座を行っています。「依頼を受け全国を飛び回る講師」や「世界の展覧会で受賞実績のある講師」など多彩な講師を紹介します。 分野別指導内容登録件数(2月13日現在)(複数分野を担当する講師あり) 分 野     指導内容登録件数 ①家庭生活・趣味 21 ②社会生活 7 ③教育・育児 7 ④技術・学習 6 ⑤福祉・人権 2 ⑥自然・環境 5 ⑦文化・芸術 17 ⑧音楽 3 ⑨健康・スポーツ 8 壊れたおもちゃを無料で修理 おもちゃ病院 瀬川 貢(みつぐ)さん 95%は修理可能 子どもたちの笑顔のために  最近は電気仕掛けのおもちゃの修理が多いですが、それでも依頼されたおもちゃの95%は直せます。おもちゃ病院はドクター3人、ナース3人で運営しています。  ドクターはおもちゃを直しますが、ナースは大切なおもちゃを預けるのを悲しむお子さんの心のケアをしています。直したおもちゃを返すときに、子どもたちからの「ありがとう」の言葉が何よりうれしいです。私たちの願いは、物を大切にし、愛着のあるおもちゃを長く使ってもらうことです。小物から椅子や三輪車など大型な物まで何でも相談を受け付けています。ぜひお気軽にお立ち寄りください。 経歴  おもちゃドクター。NPO日本おもちゃ病院協会会員。日本グッドトイ委員会会員。  食品関係の仕事を定年で退職。おもちゃを修理したときの孫の満面の笑顔がきっかけとなり、おもちゃ修理の世界へ足を踏み入れる。「おもちゃ」を無償で修理するNPO日本おもちゃ病院協会の研修を受講し、おもちゃドクターになる。2012年に市内の夫婦3組でおもちゃ病院・にこにこを立ち上げ、月に2回のペースでおもちゃの修理を受け付けている。今後は保育園や幼稚園へと修理の幅を広げ多くの子どものおもちゃ修理を行う夢を持つ。 開催日時 毎月第2水曜日 15時〜16時30分 ハマミーナまなびプラザ 毎月第4日曜日 12時30分〜14時 茅ケ崎里山公園パークセンター ※ 修理内容により部品が必要な場合は実費負担あり ▲「いつも直してくれてありがとう」とハイタッチされる瀬川さん(左) ▼修理されるおもちゃをワクワクした表情で見る だしにこだわった料理教室 和食の料理教室 加藤 イセ子さん だしが変われば、家族が変わる 「加藤だし」でおいしく健康に  私の料理教室は、どこの家庭にもあるものを使って料理をします。最もこだわっているのは、「だし」です。だしによって家族が変わり、世界が変わります。参加者から、「だしを変えたら、子どもが食べるようになった」とよく言われます。家族みんなで同じ食事をすることは、家族の会話が弾み食卓の雰囲気を明るくすると思っています。また旬の食材や地元の食材にもこだわっています。新鮮な食材は手を加えなくても十分おいしく、濃い味付けをする必要はありません。新鮮な食材を生かした、日本の伝統的な一汁三菜料理の素晴らしさを多くの方に伝えていきたいです。 経歴  食育指導士。食育料理研究家。68歳のときに夫が重度の高血圧症、糖尿病と診断されたのをきっかけに、和食を中心とした食生活を学ぶ。食事を見直したことで夫の検査結果の数値は大きく改善。その後、「食事の大切さや和食の良さを伝えたい」と友人を自宅に招き料理教室を開催。それが口コミで伝わり、公共施設で料理教室を開くなど活動の幅を広げた。加藤さんの作るコクのある深い味わいが特徴のだしはいつしか「加藤だし」と呼ばれるまでに。今では市外からも教室の開催依頼が相次ぎ、全国を飛び回っている。昨年10月にはパラオ共和国の大統領に「加藤だし」で作ったみそ汁を贈呈した。 開催日時 日時 4月20日㈭ 10時〜12時 場所 ハマミーナ調理室 内容 だし汁を使った一汁二菜の春の食卓 定員 15人〈申込制(先着)〉 申込 4月4日㈫~加藤☎090(2202)6416へ ほか 費用1000円 ※ 今講座以降の講座案内は広報ちがさきに掲載 ▲加藤さん(左)の話を熱心に聞く受講生 ▲昆布とかつお節で作られるこだわりのだし 子どもからお年寄りまで 楽しめる運動教室 体操指導 小笠原 拓也さん 利用者の感謝の言葉がやりがいに  高齢の方を対象とした内容の講座が多く、床上や椅子に座っての運動やストレッチなどを中心とした体操指導をしています。自分の知識や実務経験が、地域のみなさんの目標達成の力になり、「孫の結婚式につえなしで参加できた」などといった感謝の言葉がもらえるとなによりもうれしく感じています。「運動」がきっかけとなって自分が開く講座から、地域の顔の見える関係性を築いていければいいなと思います。  年齢層や要望に合わせて脳トレや競技力の向上トレーニングなど、講座の内容を変えています。運動で達成したい目標や自分の体に少しでも不安に思うこと、気になることがあればぜひご相談ください。 経歴  生活相談員。運動型デイサービス「ニッショウスマイルステーション茅ヶ崎」に入社。入社後、健康運動指導士、社会福祉士、ノルディックウオーキングインストラクターなどの資格を取得。実務経験を生かし、「生まれ育った茅ヶ崎に貢献したい」と思い、まなびの市民講師となる。  市委託事業「転倒予防教室」などの講師も担当。運動のレクチャーだけではなく、地域をつなげ市民が少しでも長く自立した生活ができるよう指導に取り組んでいる。  夢はいろいろな方と交流の輪を広げ、茅ヶ崎の多くの人を明るく元気にすること。 開催日時 9時〜17時30分(全日) 日時・内容は要相談 ▲声を掛けながら一緒に歩く小笠原さん(中央) ▼笑顔で励むポールウオーキング 思い入れのある花を半永久的に保存 原色ドライフラワー 関根 マサヱさん 花本来の色を保つ原色ドライフラワー  原色ドライフラワーは、花を逆さにつるしたドライフラワーや、いったん花の色を全部抜き、乾燥させた後にもう一度色を入れるプリザーブドフラワーとは違います。  その名のとおり、花本来の色をそのまま生かし、乾燥剤を使ってドライフラワーにします。講座に参加する方は学校の先生や、主婦、企業にお勤めの方とさまざまです。「大切な方からいただいた花や、自分で丹精込めて育てた花をそのままの色や形で残したい」という花を純粋に愛する気持ちが受講するきっかけのようです。花びらの厚みや、水分量、作業を行う季節や部屋の湿度などに影響される繊細な作業ですが、花や環境と対話し完成した作品は、半永久的にそのままの姿を楽しめます。 経歴  日本原色ドライフラワー研究会副会長・東連合支部長。40年ほど前、市販されているドライフラワーの作品の美しさに感動するも、あまりに高額だったため「いっそ自分の手で作ろう」と思い立つ。たまたま紹介された薬品会社(乾燥剤)の社長が、乾燥剤の上に花を置いたところ、色・形がそのままのドライフラワーができることを偶然に発見。それから互いに試行錯誤しながら30年にわたり、原色ドライフラワーの世界に身を投じる。2015年世界らん展で特別賞を受賞するなどの実績を持つ。自主企画で講座を開き、原色ドライフラワーの魅力を伝えるとともに指導者の育成にも力を注いでいる。 開催日時 毎月第1・3土曜日 10時〜12時・13時〜15時 場所 講師自宅 ほか 詳細は関根☎090(3044)2396へ ※今講座以降の講座案内は広報ちがさきに掲載 ▲関根さんの自宅で和気あいあいと行われる講座 ▼花本来の美しさを生かすため細かい手作業も求められる 指でこすって立体的に表現 チョークアート 千葉 和恵さん 慣れ親しんだ画材を使って楽しく思いのままに  子どもの頃から慣れ親しんだクレヨン(オイルパステル)などの画材を使うので、どんな世代の方も抵抗なく描けると思います。また、チョークアートは自分の指を使って描くので、絵筆を持って描くというハードルの高さを感じることもありません。指先に触れる画材そのものの感覚を楽しみながら描けるのが魅力です。  この講座は、普段なかなか自分の時間が自由に取れないという方も多く参加されています。この講座を受けている時間は、ゆっくりとご自身のペースで、絵を描く時のワクワクした気持ちを思い出して楽しんでもらえればと思っています。 経歴  アトリエポップチョーク主宰。パステル&POP広告クリエイター。店内に掲示されるPOPを描くデザイナーとして活動。次第にパソコンでの作成が主流となる中、手書きの作品にこだわった。そんな時日本に入ってきた、チョークアートのカラフルで立体的な作品と、自分の指を使って絵を描くという画法に興味を持ち、技術を習得。現在はさまざまな場所で教室を開催している。最近ではイオン茅ヶ崎中央店の店内に壁画を描くなど、活動の幅を広げている。 開催日時 毎週火曜日(第5を除く) 10時〜12時30分 毎月第1・3金曜日 15時30分〜18時 場所 イオンスタイル湘南茅ヶ崎クラフトパーク内 定員 6人〈申込制(先着)〉 申込 開催日3日前までに店頭で受け付け ▼下絵があるので、絵を描くのが苦手な人でも楽しく描ける ▲千葉さんの仕上げで作品が完成 講座を依頼するには 【文化生涯学習課生涯学習担当】  まなびの市民講師が行う講座は時期に合わせて広報ちがさきや市HPで紹介しています。また「イベントに協力して欲しい」など新たな要望も承っています。まなびの市民講師登録者の情報から日程や場所などを講師と直接交渉し、市役所文化生涯学習課で手続きを行ってください。 手順1 生涯学習ガイドブック(市役所文化生涯学習課、各公共施設で配布中)に載っている講師と直接連絡を取り、打ち合わせを行ってください。 手順2 日程や場所などが決定したら、同課に「茅ヶ崎市まなびの市民講師活用決定届書(市HPで取得可)」を提出してください 手順3 イベントや講座などの終了後、同課に「茅ヶ崎市まなびの市民講師活用報告書(市HPで取得可)」を提出してください 2017年度まなびの市民講師を募集 経験を生かして「教えるボランティア」に 「自分の体験を地域に生かしたい」「子どもたちの笑顔が見たい」など、まなびの市民講師を始めるきっかけは人それぞれです。みなさんの特技や経験を生かして市民の方に講義をしませんか。 対象 以下の条件に該当し、まなび人材事業の目的に賛同できる方〈申込制〉 ・学習活動や生活経験から習得した知識や技術を持ち、共に学び教え合うことのできる方 ・専門的な知識や能力と指導力を有する方 ※市内在住・在勤は問いません ※個人だけでなく団体・グループとしても登録可能 ※営利・政治・宗教活動が目的と認められる場合は登録不可 申込 3月31日㈮(必着)までに申込書(市役所文化生涯学習課、市民ギャラリー、ハマミーナまなびプラザ、各公民館などで配布中)を持参 ほか 登録期間4月〜2018年3月。講師料は無償(教材費・交通費などは受講者の負担) 【文化生涯学習課生涯学習担当】 経験を活かして教えるボランティア 広報ちがさきをいつでもどこでも 広報ちがさきをスマホやタブレットでお手軽に読むことが可能です。便利な機能も多数あります。右のQRコードから「マチイロ」のアプリをダウンロードし、「茅ヶ崎市」を登録ください。 声の広報、点字広報 目の不自由な方や耳の不自由な方への情報発信として「声の広報」、「点字広報」を発行し、購読をご希望の方には郵送でお送りしています。ご希望の方は市役所秘書広報課までご連絡ください。