介護を地域で支え合う 介護予防・日常生活支援総合事業 団塊の世代が75歳以上となる2025年に向け、高齢者が住み慣れた地域で暮らし続けることができるよう支援するサービスの重要性が高まっています。 そこで、2015年の介護保険法の改正により、介護事業者や地域住民などの多様な担い手が参画し、さまざまなサービスを充実させ、高齢者に対する効果的かつ効率的な日常生活の支援をする「介護予防・日常生活支援総合事業」を市町村が実施することになりました。 市では、新たな基準による「訪問型サービスA」、「通所型サービスA」を創設し、このサービスの担い手を育成しています。 ?【高齢福祉介護課支援給付担当】? 高齢化の進展により、介護給付費、介護保険料が上昇しています。2025年には要支援認定者数は4556人と見込まれ、今後、介護サービスの重点化・効率化が必要となっています。 市の高齢者人口・要支援認定者数の推移   2006年 2016年 2025年 総人口 22万9950人 24万1863人 24万3161人 高齢者人口(65歳以上) 4万2578人 6万1147人 6万3700人 (うち75歳以上の人口) 1万7178人 2万8851人 3万8137人 高齢化率(65歳以上) 18.5% 25.3% 26.2% (うち75歳以上の割合) 7.5% 12.0% 15.7% 要支援認定者数 1425人 3212人 4556人 第6期茅ヶ崎市高齢者福祉計画・介護保険事業計画より。各年10月1日現在 2006年、2016年は実績値、2025年は推計値? 要支援1・2の方へ? 基準を緩和し新設した訪問型サービスA 国基準訪問型サービス(従来のサービス) 今までの介護予防訪問介護と同様に入浴、排せつ、食事などの介護(身体介護)を行う 訪問型サービスA(新たに加わったサービス) 基準を緩和したサービス。利用者の自宅に生活援助員(市が実施する生活援助員研修を修了した方)などが訪問して、日常生活で必要な調理、洗濯、掃除など(身体介護は行わない)を行う 訪問型サービスAを利用できるのは、要支援1・2の方です。 利用については、お住まいの地区の地域包括支援センターにご相談ください。 新たな担い手の育成 総合事業担い手研修受講者を募集  茅ヶ崎市総合事業の「訪問型サービスA」、「通所型サービスA」では、市が実施する研修の修了者が担い手としてサービスに従事できることになりました。「身体介護を含まない生活援助サービス」である訪問型サービスAでは、「未経験だけど、訪問介護などの仕事に興味があるから働きたい」という方を対象としています。ぜひ、研修にご参加ください。 ※ 資格・要件により受講できない場合があります。詳細は市をご覧ください? 調理、掃除などを支援 生活援助員研修 訪問型サービスAの事業所に雇用され、利用者の居宅で調理、掃除、洗濯などの生活援助の仕事ができる。 日時 @2018年2月10日?・11日?いずれも9時〜16時30分(全2回) A2018年2月14日?・15日?いずれも9時〜16時30分(全2回) 生活援助員研修を受講後、さらなるステップアップにサービスA担い手研修 ・訪問型サービスAのサービス提供責任者として、生活援助や訪問型サービス計画の作成などの仕事ができる? ・機能訓練や日常生活上の支援を行う通所型サービスAの管理者になることができる。? 日時@2018年2月12日?9時〜16時30分 ?(左記生活援助員研修@を含む全3回)? A2018年2月16日?9時〜16時30分?(左記生活援助員研修Aを含む全3回)? 場所 @市役所分庁舎コミュニティホール大集会室、A・B会議室A勤労市民会館B研修室 対象 高校生以上で生活支援サービスの仕事を希望する方各回30人程度〈申込制(抽選)〉 申込 12月15日?〜2018年1月15日?に申込書(12月15日?〜各公共施設などで配布。市で取得も可)を    050(5837)1484または〒253-0084円蔵1377-2茅ヶ崎介護サービス事業者連絡協議会事務局へ ほか 費用1400円(テキスト代)。現場で働く職員による訪問型サービスAの説明会も予定 問合 (一社)茅ヶ崎介護サービス事業者連絡協議会事務局?070(1261)7738青木 生活援助員に聞く研修を受けて感じたこと ◆ 現場の声が聞ける研修? 家政婦の経験はありましたが、ヘルパーの経験はなかったのでとても勉強になりました。実際に働いている方から、現場の話や高齢者への接し方など生の声が聞けたので、とても参考になりました。 ◆ 日々の業務? 業務内容は自分が主婦としてやってきたことの延長なので、すぐに慣れることができます。サービスAは単に家事などの支援を行うだけではなく、利用者の心身の状態も改善できると感じています。訪問を重ねるにつれて利用者自身がやってみようとすることが増え、生き生きとした表情に変わってきたと感じています。 ?◆ 資格はないけれど仕事に就きたい方へ 受講することにより、要支援1・2の方へサービス提供ができるのは、資格取得と捉えることができます。元気な高齢者が多い昨今では、潜在的なニーズはあると思います。自分も無資格で仕事をしていましたが、この研修を受けたことで本当に勉強になりました。?