交通事故を未然に防止 市民の安全を守る交通指導員 近年、県内各地で高齢者や子どもに関係する悲惨な交通事故が発生しています。市では市民の安全を確保するために交通指導員による街頭指導、交通安全教育のほか、さまざまな啓発活動を実施しています。交通指導員を増員することで、市民の安全を確保していきます。【安全対策課安全対策担当】 交通指導員って? 茅ヶ崎市交通指導員は、市長からの委嘱を受けた非常勤の特別職地方公務員として、茅ヶ崎地区交通安全協会の指揮監督のもと活動をしています。交通指導員の多くは30代~60代で、さまざまな職業の方々で構成されています。各世代からみた交通安全への取り組みなどを通じて、警察や市と連携して市民へ交通ルール・マナーを伝え、交通安全意識の向上を図り、日頃から市民の安全確保のため交通安全啓発に努めています。 交通指導員を募集 市内の高齢者や子どもなどへの安全街頭活動、各種交通安全キャンペーン、イベントなどへの出動や市内学校施設などで交通安全教室を行う交通指導員を募集しています。【期間】1期3年【対象】70歳以下の男女20人〈申込制(選考)〉【申込】随時☎で茅ヶ崎地区交通安全協会、または市役所安全対策課へ【ほか】制服貸与【問合】茅ヶ崎地区交通安全協会☎(83)3231 史跡下寺尾官衙遺跡群~その2 郡家と周辺寺院の関係~ 今回は、茅ケ崎北陵高校の現校舎に隣接する、下寺尾廃寺(古代寺院跡)を紹介します。 寺院の変遷 下寺尾廃寺の周辺では古くから瓦などが発見されており、地元の人々の間では、古代寺院の存在が推測されていました。茅ヶ崎市教育委員会は、平成12年~22年に確認調査を実施し、古代寺院の詳細を明らかにしてきました。それによると、下寺尾廃寺の変遷は、次の5つの時期に分けられ、その創建期から改修期には、背後の台地上にあった高座郡家(郡役所)と並んで存在していたと考えられます。創建期7世紀末~8世紀前半 再建期8世紀後半 改修期9世紀前半 廃絶期9世紀後半 仏堂期10~11世紀 伽藍の遺構 寺院の主要建物がある伽藍域の規模や形は、確認調査で発見された柱穴の列や区画の溝によって明らかになりました。伽藍域は、創建時には不整の方形でしたが、再建期には一辺78㍍の正方形になっています。主要な建物は、金堂と講堂の存在が確認されています。金堂は土を盛り上げた基壇の上に礎石を置き、その上に柱を立てた瓦ぶきの建物で、基壇の下の地盤は何層にも土を入れて突き固めてありました。これは「堀込み地業」と呼ばれる古代の地盤改良工事の跡で、ここに建っていた建物の重量を支える工夫がされていたことがうかがえます。また、講堂は、四面に廂を有する大型の掘立柱建物(地面に穴を掘り、そこに柱を立てて作った建物)でした。これらの建物は再建期にそれぞれ形を変えて建て直されたことが確認されています。 郡家と寺院の関係性 下寺尾廃寺は、当時の地方豪族によって建てられたと推測されます。高座郡家と下寺尾廃寺は、比較的限られた範囲の中に併存していることから、それぞれの建立には計画的な配慮があった可能性が考えられます。また、廃寺から出土した瓦には、海老名国分寺の再建期のものと同じ文様を持つものがあり、公との結びつきも推測することができます。今後、さらに資料の調査や研究を進め、高座郡家と下寺尾廃寺の関係性を明らかにしていきます。 「七堂伽藍跡碑」古写真を募集 市では、下寺尾廃寺に立つ石碑に関わる古写真を探しています。ぜひご連絡ください。【社会教育課文化財保護担当】 正しく知って正しく予防!食中毒に注意しましょう 夏場は高温多湿となり、食中毒の原因となる細菌が増殖しやすくなります。以下のことに気をつけ、食中毒を防ぎましょう。【保健所食品衛生課食品衛生担当☎(38)3316】 菌をつけない 調理の際には必ず手洗いをしましょう。食品や調理器具もしっかり洗いましょう。 ここがポイント・手洗いはせっけんを泡立てて、20秒以上もみ洗いする・肉や魚を切った包丁やまな板は、必ず洗って熱湯をかけてから他のものを切る 菌を増やさない 多くの細菌は温度管理が悪いと増えてきます。冷蔵庫は10℃以下、冷凍庫はマイナス15℃以下にしましょう。 ここがポイント・調理したら早めに食べ、残ったものは冷蔵庫で保存・冷凍食品など、一度解凍したものは再冷凍しない 菌をやっつける ほとんどの細菌やウイルスは加熱によって死滅します。食品の中心部が75℃以上、1分以上の加熱が目安です(ノロウイルスは、85℃以上、90秒以上の加熱が目安)。 ここがポイント・調理器具などは定期的に漂白剤や熱湯で殺菌し、よく乾かす 教えて!ホノルル ハワイアンキルト【秘書広報課姉妹都市担当】 全てを手作業で行い、長い日数をかけて製作されるハワイアンキルト。作り手の思いが込められた、「アロハの心」を感じることができるハワイアンキルトを紹介します。 ハワイアンキルトの発祥は、1820年代にキリスト教宣教師の妻たちが、ハワイにキルトを持ち込んだことだといわれています。ハワイの植物をモチーフとして取り入れることで、現在の形へと進化しました。伝統的なスタイルは、2色で無地の生地が使用され、シンメトリー(上下左右対称)のデザインと、モチーフの周りの波紋のようなキルトラインが特徴です。現在でも、母から嫁ぐ娘へ、祖母から孫への大切な贈り物として伝わっています。 王冠とカヒリ(王族の羽根飾り) 木綿、平織り 1886年 制作:Mary Sophia Rice 撮影:Shuzo Uemoto ガーデンアイランド (モキハナ柄) 木綿、平織り 1904年 撮影:Shuzo Uemoto 9月10日㈰~11月5日㈰に、ホノルル美術館所蔵ハワイアンキルト展~Across The Ocean~が美術館で開催されます。本物のヴィンテージ・ハワイアンキルトをご覧いただける貴重な機会です。ぜひお越しください。