広報ちがさき 2017年(平成29年)1月1日号 市制施行70年 特集号 茅ヶ崎の最大の魅力は人だ 70年間、茅ヶ崎には輝く人々の姿があった 昔も、今も、未来も あなたがいる、そして茅ヶ崎がある まだ70年、こらからも進化する茅ヶ崎 市民栄誉賞受賞者の方々の写真もあります。探してみてください(正解は8面に掲載) 茅ヶ崎市長 服部 信明  明けましておめでとうございます。市民のみなさまにおかれましては、健やかに新しい年をお迎えのこととお慶び申し上げます。日頃から、市政全般におきましてご理解とご協力をいただきまして、心よりお礼申し上げます。  昨年のリオデジャネイロ五輪、シンクロナイズドスイミング銅メダリストで、本市にゆかりのある小俣夏乃選手に茅ヶ崎市民栄誉賞を贈ることができました。初めてのオリンピックというプレッシャーに臆することなく、見事な演技を披露した輝かしい実績と活躍は、次世代を担う選手や子どもたちに夢と希望を与えてくれました。  また、昨年8月には本市の総人口が24万人を達成しました。人口減少が問題視される中、2007(平成19)年の23万人達成から約9年の時を経て24万人を超えるという状況になりました。活力ある地域社会を継続的に実現させるために、今後もさらに多くの方に親しまれ、愛されるよう、まちをあげて取り組んでまいります。 安心して住み続けられる環境づくり  本市では、これまで「茅ヶ崎市子ども・子育て支援事業計画」で、2018(平成30)年4月までに待機児童を解消するとし、計画的な整備を進めておりますが、保育需要の急増に伴い、さらなるスピード感を持って取り組む必要性を強く認識しております。新たな待機児童解消対策として保育コンシェルジュによる情報提供の充実や多様な保育施設の整備など具体的な取り組みを可能な項目から順次実施し、待機児童解消に向けて着実に取り組んでまいります。  本年4月からは「公共施設整備・再編計画」に基づき、市民文化会館の耐震改修および福祉会館と海岸青少年会館の複合化による建て替えとなる(仮称)茅ヶ崎公園体験学習施設の建設工事が始まります。市民のみなさまの文化・学習活動や交流の拠点となる施設の耐震性をはじめとする安全性に配慮し、安心してご利用いただけるよう着実に整備を進めてまいります。  さらに、地域の安全・安心につきましては、日頃から市民のみなさまに自然災害等に対し、高い防災意識を持ってさまざまな取り組みを行っていただいております。より強力なものとするために、平常時の顔の見える関係づくりが進められ、自分の身近に災害時において支援が必要な方がいることの気づきを得られる環境づくりが重要となります。地域住民一人一人が自助、共助、公助の役割を確認しながら、地域の安全・安心体制を強化することを目的とする制度の構築等を進めてまいります。  また、本年4月から市保健所がスタートします。高齢化や人口減少に伴う社会構造の変化や健康危機管理・食の安全への意識の高まりに柔軟に対応できるよう、地域の実情に合った、よりきめ細かで迅速な保健衛生サービスを提供することで、市民の健康づくりの総合的な推進を目指します。  本市が目指す豊かな長寿社会の将来像「元気で、自分らしく、生涯暮らせるまち 湘南 茅ヶ崎」に向けて、茅ヶ崎に住みたい、住んで良かったと感じてくれる人が増え、世代間バランスのとれた人口構成のもと持続的に発展し、安心して住み続けられる環境づくりに取り組んでまいります。 まだ70年、これからも進化する茅ヶ崎!  本市は、本年10月1日に市制施行70周年を迎えます。これまでのまちの発展に貢献された方々に感謝するとともに、大きく発展してきた本市を愛着・親しみの持てるまちとして市民のみなさまに再認識していただき、今後のまちづくりにおいても、より多くの方にご参加いただきながら、これからも進化し続けてまいります。  最後に、新しい年がみなさまにとって笑顔に満ちあふれ、幸せな年でありますよう、心からお祈り申し上げます。