決算  27年度の一般会計歳入総額は約755.8億円、歳出総額は約727.3億円で、歳入から歳出を差し引いた額は約28.5億円です。そのうち翌年度に使い道が決まっているお金約2.2億円を差し引いた約26.3億円が黒字額となりました。 【財政課財政担当】 ※ 27年度決算の詳細は、11月1日㈫から市や市役所本庁舎市政情報コーナーでご覧いただけます  本号で掲載する数値は、茅ヶ崎市監査委員による審査を受けています。  審査に付された各会計歳入歳出決算書等は、法令に規定された様式に従って作成されており、その計数は歳入簿、歳出簿その他の関係諸帳簿と符合し、正確なものと認めます(27年度茅ヶ崎市決算審査意見書/茅ヶ崎市監査委員)。 一般会計の決算 歳 入  地方消費税交付金の約16億円の増、国庫支出金の約8億円の増、県支出金の約4億円の増、市債の約5億円の増などで、歳入総額は、前年度に比べ約45億円の増額となりました。 一般会計歳入 (前年度比6.4%増) 755億8358万円 依存財源 38.3% 自主財源 61.7% 内は構成比 ( )内は前年度比 市税 46.8% 353億7456万円(0.4%増) 市民税、固定資産税など 使用料および手数料 1.0% 7億5416万円(4.9%減) 市営住宅使用料、戸籍手数料など 諸収入等 6.2% 47億174万円(9.4%増) さまざまな事業の実費負担や財産収入、寄付金など 繰入金 3.1% 23億2909万円(117.5%増) 基金から繰り入れるお金 繰越金 4.6% 34億9297万円(9.0%減) 昨年度から繰り越したお金 国庫支出金 13.9% 105億2014万円(7.9%増) 国が特定の事務事業に対して交付するお金 県支出金 6.0% 45億3507万円(8.4%増) 県が特定の事務事業に対して交付するお金 各種交付金等 9.1% 68億6877万円(27.8%増) 国や県が徴収した税のうち市町村に配分されるお金 市債 9.3% 70億708万円(7.4%増) 施設の整備や地方交付税の収支不足のときに国や銀行などから借りるお金 歳 出  総務費の約34億円の増、民生費の約19億円の増、衛生費の約4億円の増、消防費の約3億円の増などで、歳出総額は、前年度に比べ約52億円の増額となりました。 一般会計歳出 (前年度比7.6%増) 727億3404万円 議会費 0.6% 4億4883万円(3.6%増) 市議会の活動・運営のためのお金 総務費 20.0% 145億2216万円(30.7%増) 全般的な管理事務、徴税、戸籍、統計、選挙などのお金 民生費 41.1% 298億9726万円(6.7%増) 生活保護、児童手当などの福祉のためのお金 衛生費 10.3% 74億8007万円(5.6%増) ごみ処理の経費や健康維持のためのお金 労働費 0.3% 2億2014万円(2.0%増) 雇用対策や勤労者の福利厚生のためのお金 農林水産業費 0.5% 3億6316万円(21.4%増) 農業・畜産業・漁業の振興のためのお金 商工費 2.4% 17億2651万円(10.8%増) 産業や観光の振興のためのお金 土木費 8.2% 60億85万円(3.2%減) 道路や街路の整備・維持管理のためのお金 消防費 3.9% 28億3016万円(9.7%増) 消防活動のためのお金 教育費 6.9% 49億9932万円(13.0%減) 小・中学校教育、公民館、図書館などのお金 災害復旧費 0.0% 572万円(10.1%減) 災害からの復旧のために支出するお金 公債費 5.8% 42億3986万円(1.6%減) 借入金の返済のためのお金 歳出総額を27年度末の人口(24万1273人)で割った 市民1人当たりの歳出額は約30万1460円になります 歳出の性質別グラフ 義務的経費 49.3% 投資的経費 14.2% その他の経費 36.5% 職員などに支払われる給料など 人件費 140億564万円 19.3% 市民の生活を支援するための福祉的なお金 扶助費 175億9319万円 24.2% 借入金返済のためのお金 公債費 42億3986万円 5.8% 道路、学校などの施設整備のためのお金 普通建設事業費 103億3909万円 14.2% 災害からの復旧のために支出するお金 災害復旧費 572万円 0.0% 市の事務に必要な物品購入などのお金 物件費 110億3207万円 15.2% 施設を修繕するためのお金 維持補修費 3億8151万円 0.5% 公営企業会計への負担金や各種団体への補助金など 補助費等 66億4283万円 9.1% 基金に積み立てるためのお金 積立金 5592万円 0.1% 公共下水道事業会計への出資金 投資および出資金 1億8433万円 0.2% 中小企業融資制度のためのお金など 貸付金 18億895万円 2.5% 一般会計が特別会計へ支払うお金 繰出金 64億4493万円 8.9% 市債の状況  27年度末における市債現在高は、下のグラフのとおりです。市債は、将来の財政負担が大きくならないように計画的に借り入れを行っています。 ■ 病院事業会計 ■ 公共用地先行取得事業特別会計 ■ 公共下水道事業会計 ■ 一般会計のうち臨時財政対策債 ■ 一般会計のうち事業債等 ※ 市債とは、学校や道路などの整備のために、市が国や銀行などから借り入れるお金です ※ 一般会計のうち臨時財政対策債とは、国が地方に交付するお金の不足分を市が代わりに借り入れている市債です。市が借り入れした臨時財政対策債の元金と利子の返済に対しては、国が地方交付税を措置することとなっています ※ 市民1人当たりの市債現在高は、各年度末現在の住民基本台帳に登録されている人口を基に算出しています 特別会計の決算  特別会計は、特定の事業を行うため条例に基づき設置され、一般会計とは区別して経理しています。 会計名 決算額 収入 支出 収支差引額 翌年度繰越財源 実質収支額 国民健康保険事業 280億4194万円 274億1349万円 6億2845万円 0万円 6億2845万円 後期高齢者医療事業 28億3006万円 28億2305万円 701万円 0万円 701万円 介護保険事業 134億3158万円  131億6135万円 2億7023万円 0万円 2億7023万円 公共用地先行取得事業 1億8096万円 1億8088万円 8万円 8万円 0万円 公営企業会計 公共下水道事業 収益 54億787万円 50億5935万円 ─ ─ ─  資本 16億9751万円 36億5018万円 ─ ─ ─  病院事業 収益 106億2862万円 106億8752万円 ─ ─  ─  資本 4億632万円 13億1549万円  ─ ─ ─ 27年度決算の健全化判断比率等  27年度決算に基づいて算定した本市の健全化判断比率と資金不足比率は、いずれも国の定めた基準を下回る「健全段階」でした。「健全化判断比率等」とは、地方公共団体の決算に基づいて出される、財政の健康状態を示す指標です。19年6月に公布された「地方公共団体の財政の健全化に関する法律」により、自治体は財政の健全度を判断するための財政指標を毎年度公表することになっています。 説明 本市比率 健全段階 早期健全化基準 ※1 財政再生基準 ※2 実質赤字比率 財政規模に対する一般会計等の赤字の割合 黒字 茅 11.46% 20% 連結実質赤字比率 財政規模に対する全会計の赤字の割合 黒字 茅 16.46% 30% 実質公債費比率 財政規模に対する借入金返済額等の割合 0.3% 茅 25% 35% 将来負担比率 財政規模に対する将来支払わなければならない負債等の割合 44.1% 茅 350% ー 資金不足比率 公共下水道事業、病院事業の事業規模に対する資金不足の割合 不足なし 茅 20% 経営健全化基準 ー ※1 早期健全化基準:自治体の自主的な改善努力を図るための「財政健全化計画」の策定が必要となる基準 ※2 財政再生基準:国の関与による確実な再生を図るための「財政再生計画」の策定が必要となる基準 県の最低賃金改正における助成金の拡充と緩和 ①業務改善助成金②キャリアアップ助成金  最低賃金の引き上げに向けた中小企業・小規模事業場に対する支援策として、次の助成金の拡充、支援要件の緩和がなされました。 ①生産性向上のための設備投資などを行い、事業場内の最低賃金を60円以上引き上げた場合、100万円を上限として設備投資などの費用の2分の1を助成など(30人以下の事業所は4分の3) ②有期契約労働者等の非正規労働者の正社員化、人材育成などの取り組みを実施し、基本給の賃金規定等を2%以上増額改定し昇給したなどの場合、対象労働者数に応じた額の助成など 【神奈川労働局①雇用環境・均等部指導課☎045(211)7380②職業安定部職業対策課☎045(650)2801】 ばりあふりーカフェ 街の中で普通に暮らす 出会って、しゃべって、つながりたい 日時 11月29日㈫18時~20時 場所 市役所本庁舎市民ふれあいプラザ 内容 障害があってもなくても、日々思う「やりたい」「できるといいな」を話す・聞く大交流会 定員 50人〈申込制(先着)〉 申込 11月25日㈮までに☎で(氏名・電話番号・FAX番号を記入し、FAX(88)7546またはちがさき市民活動サポートセンターHPからも可) ほか 費用 学生300円・一般500円(軽食・ドリンク付き)。手話・筆記通訳〈申込制。11月14日㈪まで〉、託児〈申込制(先着)。11月21日㈪まで〉 【ちがさき市民活動サポートセンター☎(88)7546】 在宅医療ICT※システム構築モデル事業「茅ヶ崎寒川はまおりネット」を開始しました 患者さんの情報を共有化し、連携を図ります  10月から、 茅ヶ崎医師会は、 将来の在宅医療の充実に向けた神奈川県医師会モデル事業(神奈川県補助事業)を茅ヶ崎・寒川地域において開始しました。  ICTを利用し、地域の患者さんの情報などを共有することで、茅ヶ崎医師会を中心とした地域医療機関などとの連携の構築と将来的な地域包括ケアの円滑化を図ります。 ※ パソコンなどのインターネット回線を利用した情報通信技術 患者さん 診療所 病 院 茅ヶ崎医師会 ICT 【茅ヶ崎医師会☎(87)2731】 NPO講座「日本の市民社会セクター問題を世界の中で考えてみよう」 日本のNPO活動の課題を公共哲学と民主主義論の視点から解き明かす 日時 ①11月19日㈯②11月26日㈯いずれも15時~17時 場所 ちがさき市民活動サポートセンター 内容 ①世界の中の日本の市民社会セクター、なぜこれほど弱いのか?    ②危機にある民主主義をいかに建て直すか 講師 長坂寿久さん(逗子フェアトレードタウンの会代表理事) 定員 各日30人〈申込制(先着)〉 申込 ☎で(氏名・電話番号・FAX番号を記入し、FAX(88)7546または同センターHPからも可) ほか 費用300円(資料代)、両日参加の場合は500円。手話・筆記通訳、託児あり〈申込制(先着)。11月4日㈮まで〉 【ちがさき市民活動サポートセンター☎(88)7546】 市民社会セクターとはNPOのこと 〜開かれた議会を目指して〜 28年下期 議会報告会・意見交換会開催  市議会に設置されている四つの常任委員会が「政策討議※」のテーマとして選定した各テーマで「意見交換会」を行います。また、意見交換会の中で、各テーマ以外の内容の意見交換も予定しています。申込不要で、どなたでもご参加いただけます。  議会報告会の内容(決算特別委員会での審査内容)は、各回共通です。 日 程 11月9日㈬ 11月12日㈯ 時 間 13時~16時 場 所 市役所本庁舎全員協議会室A 担 当 意見交換会のテーマ 環境厚生常任委員会 地域包括ケアシステム~住み慣れた地域で暮らし続けるために 都市建設常任委員会 空き家対策 総務常任委員会 中核市 教育経済常任委員会 地域経済の活性化の推進 ※政策討議 茅ヶ崎市議会基本条例に基づき、各常任委員会ごとにテーマを決め、継続的に調査研究を行い、最終的に政策提言などを目指す取り組み 【議会事務局】 6年ぶりに開催 ULVAC(アルバック) Festival スタンプラリー大抽選会や湘南ベルマーレサッカー教室、フードグランプリなど見どころ満載です。 日時 11月12日㈯10時~15時(小雨決行) 場所 株式会社アルバック 茅ヶ崎本社工場 ※ 車での来場はご遠慮ください。JR茅ケ崎駅北口から30分ごとに送迎バスを運行します(9時30分~14時30分) 問合 株式会社アルバック☎(89)2033、産業振興課商工業振興担当