人がつながる 世界につながる 未来へつながる みんなの海でつながろう 潮の香り、波の音……海ならではの心癒される空気感。 海には、海でなければ体験できないドキドキやワクワクがいっぱい。 海が作り出す笑顔のためにー 茅ヶ崎の海を世界に発信するためにー そして、いつまでもきれいで、はだしで歩ける海のためにー 今日もみんなの思いが、茅ヶ崎の海を通じてつながっていきます。 【秘書広報課広報担当】 人がつながる 海から陸へ、みんなの笑顔が広がる 海にはキモチをつなぐエネルギーが溢れている  「海はたくさんのエネルギーを持っていて、どんな心の状態でも受け入れてくれる。障害のある子どもたちも海に入るだけで癒され、元気をもらえるんです」。モデル兼プロサーファーであり、ちがさき観光親善大使でもあるアンジェラ・磨紀・バーノンさんは海の魅力を語ります。  アンジェラさんは、お兄さんに障害があったこともあり、住んでいるハワイで自閉症の子どもたち向けのサーフィン教室にボランティアとして参加。これが大きな転機となりました。「波に乗るまでは私の目を見ることができず、下を向いていた子どもたちが波に乗ると満面の笑顔で戻ってくる。海が、サーフィンが、これほどまでに子どもたちの心を動かす力があることに感動しました」  生まれ育った日本でも障害のある子どもたちに、何かしたいと思い、NPO法人Ocean's Love(オーシャンズ ラブ)を組織。2005年に茅ヶ崎を拠点に、知的障害のある子どもたちのためのサーフィンスクールを始めました。「茅ヶ崎は人々の温かさや、まちの雰囲気がハワイに似ています。このスクールができるのも茅ヶ崎ならではの温かさがあるからだと思います」 Ocean's Love(オーシャンズ ラブ)とは  知的障害のある小学生から高校生までの子どもたち向けにアンジェラさんが開設したサーフィンスクール。障害のある子どもとその兄弟が参加できます。当初は年に1回だったスクールも今では年に10回以上。茅ヶ崎を拠点に北海道や宮崎県など全国各地で開催しています。  サーフィンで体を動かした後は、「サーフィン以外のことも体験してもらいたい」とのアンジェラさんの考えでバーベキ ューが行われます。その他、海への感謝の気持ちを込めビーチクリーンや、レクリエーションなど、海を通してさまざまな体験ができる1日となっています。 海が作りだす子どもたちの笑顔  活動を始めたころは子ども5人に、ボランティアが10人前後と小規模でしたが、今ではアンジェラさんと思いを共有する多くのみなさんが参加。100人を超えるボランティアが協力しています。「海での活動は危険を伴うこともあり、子ども1人に4人のスタッフがつく体制で行っています。この活動ができるのも協力してくれるボランティアのおかげです」  活動を始めて今年で12年目、今や日本各地でスクールを開催し、全国の子どもたちに海やサーフィンの魅力を伝えています。「海が作り出す子どもたちの笑顔を見るとすてきだな、やっていてよかったなと思います。この1日の経験が子どもたちにとっても自信につながり、『新しいチャレンジができた』という話を聞くとうれしいです。障害のある子どもたちが社会で過ごしやすくなるように、自分がおばあちゃんになるまでこの活動を続けていきたいです」 波に乗り、とびきりの笑顔 アンジェラさん(右)のサポートのもと、初めてボードに立ち、うれしそう 気分はもうサーファー スクール終了後には「頑張ったね」と一人一人にレイ(首かざり)を贈ります 未来へつながる 安全で安心できる海を目指して ずっと子どもたちがはだしでいられる砂浜に  社会人や大学生を中心とした「サーフ90茅ヶ崎ライフセービングクラブ」。沖合のえぼし岩を臨むヘッドランドビーチに拠点を置き、ボランティアによって土・日曜日、祝日を中心に海難救助・海浜パトロールなどの活動を行っています。同クラブ代表の小川惠一郎さんは「海に拠点を構えていると、救助活動以外にも迷子や盗撮、暴力トラブルなどさまざま場面に遭遇します。われわれは海の交番のような役割を担っています」  その言葉通り、ここ数年その業務は、大きく広がっています。一昨年にはバーベキュー客によって捨てられたごみが散乱し、荒れ果てた光景がインターネットで大きく伝えられました。バーベキューで使用した炭が砂に埋められていることもありました。また、捨てられた生ごみを野良犬やネズミ、カラスが食べあさり、その上にさらに人間が生活ごみを捨て、いたるところにごみの山ができていました。茅ヶ崎の海はまさに「危機的な状況」でした。  そんな状況を見かねて市と同クラブはバーベキュー客への啓発活動に乗り出しました。ウッドデッキや砂浜でバーベキューを行う人たちにごみを持ち帰るように声掛けを行い、チラシを配布。また、ごみ箱をモニタリングし、バーベキュー客の傾向や対策を考える試みも行っています。今年度からは市の提案型協働推進事業に採択され、海岸利用におけるマナー啓発事業を開始。この地道な活動もあり、海岸のごみは着実に減っています。「茅ヶ崎は条例で規制することなく、利用者の意識を変えることで問題を改善してきました。あと数年経てば、茅ヶ崎が良いモデルケースになると感じています。子どもたちがずっとはだしで歩ける砂浜であるように、これからも利用者の方に協力を求めていきます」 砂浜環境を支えるビーチクリーン活動  茅ヶ崎市にはビーチクリーン団体として97団体が登録し、各団体の活動によって海岸の環境は支えられています。中でも20年以上にわたり、茅ヶ崎ヘッドランド付近のビーチクリーン活動を行っているのが「パークサーファーズ」。その名の通り、サーファーが中心となり活動をしています。代表の久保田忠男さんは「私たちは海にお世話になっています。月に1回、海への恩返しの気持ちと、みんなが気持ちよく遊べる環境にしたい」との思いで、長年に渡りビーチクリーン活動を続けています。  毎月第1日曜日の9時から行われるビーチクリーンには常時40人以上、多いときには100人を超える人が参加。その時間だけは、サーファーも海から一斉に上がり、ビーチクリーンに励みます。一般の方の飛び入り参加も可能。この日、お孫さんと一緒に参加した辻美賀子さんは「ごみが落ちていると悲しい気持ちになります。きれいな海で安全に遊べるように力になりたいです」と話しました。 みんなの意識できれいな海に  「海岸のごみというと海に来た人が残していった物と思っていませんか」。かながわ海岸美化財団の柱本健司さんは問いかけます。しかし、実はそれは海岸ごみの約3割に過ぎません。ほとんどのごみが山や街から川を伝い海へ流れ着いたものなのです。茅ヶ崎は特に相模川に面しているため、雨が降った翌日には多くのごみが砂浜に打ち上げられます。  「海をきれいにするにはまず、ごみを出さないこと。そして、ごみを見つけたら、ひとつでも拾って帰る。一人一人のその意識で海岸の環境は大きく変わります」  かながわ海岸美化財団では、自分で海岸清掃ボランティアをやりたいという方に対し、「ごみ袋の提供」「ごみの回収」「清掃用具の貸出」というサポートを無償で行っています。きれいな海岸を守るため、みなさんのご協力をお願いします。 問合 かながわ海岸美化財団☎0467(57)5379 茅ヶ崎の海を見守るサーフ90茅ヶ崎ライフセービングクラブ サーファーがみな海から上がり、100人規模で行われるビーチクリーン活動 保護者と一緒に参加する子どもの姿も見られました 未来につながる スタンドアップパドル世界大会 茅ヶ崎の子どもたちに世界の舞台を見せたい  スタンドアップパドル(SUP)の世界大会「マイナビ THE JAPAN CUP SUP Race in Chigasaki 2016」が9月10日(土)・11日(日)に茅ヶ崎ヘッドランドビーチで開催されます。世界約10か国から300人を超える選手が一堂に会します。茅ヶ崎の海が「世界とつながる」注目の2日間、世界大会ならではの白熱した戦いが繰り広げられます。  この一大イベントを取り仕切るのは茅ヶ崎に拠点を置くNPO法人スタンドアップパドルユニオン(SUPU)。理事長であり、市内でサーフショップを経営する細井隆さんが、SUPに初めて出会ったのは2004年、サーフィン日本代表選手としてハワイに行ったときでした。  「ボードの上にさっそうと立ち優雅に波の上を進む姿が衝撃的でしたね」。以降、自身でもSUPを始め、普及や育成の活動を行っています。活動するうちに、「日本サーフィンの発祥の地である茅ヶ崎で大きな大会を開催し、子どもたちに世界の舞台を見せたい」との思いが強くなっていきました。SUPUは国際大会の招致を行い、2014年に世界各国でトップ選手によって争われるウォーターマンリーグの茅ヶ崎大会を開催。そして昨年、SUPUがマイナビ THE JAPAN CUP CHIGASAKIを主催しました。「第1回目の大会でしたが多くの協力があり、大成功で幕を閉じることができました。SUPがどのようなものか、世界のレベルをみなさんに伝えられたと思っています。これからも大会を続け、『SUPといえば茅ヶ崎』と認識してもらえるようになりたいです」  同大会では競技だけでなく、海を身近に感じてもらえるよう、海でのアスレチックの他、ライブやダンスステージなどさまざまなイベントが行われます。当日参加でSUPの体験もできます。  「ボードの上に乗ると世界には海と自分しかなく、まるで水面を歩いているような感覚になれるのがSUPの魅力。とにかく気持ちがいいです。世界大会を見て興味を持ち、SUPの楽しさをぜひ体験してほしいです」 大会観戦だけでなく、SUPなどのマリンスポーツを家族みんなで楽しむことができます 昨年の大会。世界のトップ選手が茅ヶ崎に集結 サザンビーチちがさき海水浴場 家族でゆったり、過ごせるビーチ 8月31日㈬まで 8時30分〜17時オープン  サザンビーチは家族でゆったり過ごせる海水浴場です。この雰囲気を気に入って多くの方がリピーターになってくれています。この夏はサザンビーチで海水浴を楽しんでください マイナビ THE JAPAN CUP SUP Race in Chigasaki 2016 世界の舞台が今年も茅ヶ崎に  今年も茅ヶ崎において、SUPの世界大会が開催されます。世界のトップ選手が集結し、熱い戦いが繰り広げられます。また、一般の方が参加できるキッズレース(1km)やモンスターSUPチームトーナメントも行われるなど実際に体験できる企画も満載です。 9月10日(土)9時~・11日(日)8時30分~ 場所 茅ヶ崎ヘッドランド付近 問合 マイナビ THE JAPAN CUP 大会事務局 ☎ 050(1011)8684(平日10時~17時) スポーツ健康課スポーツ担当 サザンビーチちがさき海水浴場の詳細は、市HPをご覧ください【産業振興課観光担当】