不育症ご存じですか?
更新日 平成23年11月14日
不育症とは…
妊娠はするものの、流産、死産や早期新生児死亡などを繰り返して、結果的に子どもを持てない場合を「不育症」と呼んでいます。厚生労働省研究班は、2回以上の流産、死産あるいは早期新生児死亡の既往がある場合を「不育症」と定義しています。まだ、認知度が低いうえ、自分でも不育症に気がつかない方も多く、気付いても相談や治療を受けるところがわからない方が多いのではないかと思います。
不育症の原因はさまざまです
不育症の原因は、抗リン脂質抗体症候群、子宮の形が悪い子宮形態異常、凝固因子異常として第12因子欠乏症、甲状腺の異常、両親のどちらかの染色体異常などがありますが、検査をしても明らかな異常が判らない方が6~7割も存在します。原因がはっきりとした人は治療を行いますが、原因不明(偶発的な流産を繰り返したと思われる方)でも、何も治療をしなくても次回の妊娠で成功する確率が高いと言われています。原因は様々ですが、治療を行うことで80%以上の不育症の方が赤ちゃんを出産することができると言われていますので、不安や心配を抱えている方は専門医にご相談ください。
不育症の原因別割合
不育症Q&A
Q1 不育症の患者さんは全国で何人くらいですか?
厚生労働省研究班の調査では、妊娠経験者の4.2%に発生していることから、全国で140万人の患者さんがいるとみられています。
Q2 流産はどのくらいの頻度で起きますか?
年齢にもよりますが、妊娠の15%程度が流産になると言われています。
Q3 流産が起こるのはいつ頃が多いのですか?
妊娠12週未満の早期流産が大部分(全流産の約90%)です。
Q4 流産は年齢と関係しますか?
妊娠の年齢が高齢になると流産率が増加すると考えられています。特に母胎年齢が40歳以上になると流産の頻度が40~50%程度に増加します。
Q5 不育症でも妊娠、出産はできますか?
原因にもよりますが、最終的には80%以上の方が出産することができます。
Q6 不育症治療をして出産した場合、次の妊娠も不育症治療が必要となりますか?
原因にもよりますが、次の妊娠でも同じように治療が必要となる場合があります。
Q7 不育症について相談するにはどうしたらよいですか?
主治医の産婦人科医師にまずご相談ください。大学病院などで専門外来を行っている施設もあります。
この資料は厚生労働省不育症研究班のホームページを参考にしています。
関連情報
- 厚生労働省研究班ホームページ(外部リンク)
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