市内に生息する野生動物と被害

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ページ番号 C1003574  更新日  令和5年12月8日

 野生動物が、「農作物を食い荒らした」、「天井裏や床下に住み着き、フン尿した」といった被害が出ています。単に、かわいい、またはかわいそうなどの理由で野生動物に餌付けをすることは、特定の場所で増え、このような被害をもたらす原因となります。
 野生動物とは、距離を置いて上手くつきあっていきましょう。
 また、最近では国外からペットとして輸入された動物が捨てられ、野生化して繁殖し被害をもたらしているというケースも増えています。このような外来の動物は、私達の生活だけでなく、元々いた動物の生活場所を奪ったり、天敵がいないために急激に繁殖したりと生態系にも悪影響を及ぼしています。


野生動物と被害例

アライグマ

アライグマ

アライグマ科アライグマ
頭胴約55センチメートル、尾長約30センチメートル、尾に5段から7段のしま模様がある。体重4キログラムから8キログラムで、生後1年で繁殖可能となり年2回繁殖することもあるとの報告がある。

 ペットが野生化したと考えられており、「特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律」(外来生物法)において、特定外来生物に指定されています。また、ペットとして飼うことは禁じられています。 

 天井裏に住み着きフンや尿をする、音を立てる、ノミ・ダニが発生する、池の鯉や金魚を食べる、農作物を荒らす等の被害があります。

ハクビシン

ハクビシン

ジャコウネコ科ハクビシン
頭胴約63センチメートル、尾長約40センチメートル、体重約3キログラム。細長い体型で尾が長く、末端の色が濃い。顔の模様は白黒のコントラストがハッキリしている。

 天井裏に住み着きフンや尿をする、音を立てる、ノミ・ダニが発生する、農作物を荒らす等の被害があります。農作物では、特に果樹の被害が多いようです。


タヌキ

タヌキ

イヌ科タヌキ(ホンドタヌキ)
頭胴約60センチメートル、尾長約17センチメートル、尾の上面は暗色で下面は明るい茶褐色。体重は約3キログラムから5キログラム。元々日本の自然に生息している。

 床下に住み着く、庭にフンや尿をする、農作物を荒らす等の被害があります。


タイワンリス

タイワンリス

リス科タイワンリス(クリハラリス)
頭胴約20センチメートル、尾長約17センチメートル、体重約300~400グラム。短い体毛を持ち、背面は灰褐色、腹部は栗色や灰色。季節により毛色は変化しない。ニホンリスより一回り大きい。決まった繁殖期はなく、餌があれば1年間に3回は出産する。

 中国南部や東南アジアからやってきた外来種で、ペットや動物園で飼育されていたものが野生化したと考えられています。「特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律」(外来生物法)において、特定外来生物に指定されており、ペットとして飼うことは禁じられています。

 果実を食べる、電線や電話線をかじる、樹木の樹皮をはがす、農作物や残飯をあさる等の被害があります。


カラス

カラス科ハシブトガラス、カラス科ハシボソガラス
全長約50~57センチメートル、くちばしや足も含めて全身黒色で、上面には紫がかった光沢がある。営巣場所は樹上。昼行性。

市内では3月頃に造巣がはじまり、5月~6月にヒナが巣立ちますが、その時期に巣や巣立ちビナに近づいてしまうと親鳥が幼鳥を守ろうと懸命に威嚇してくるため大変危険です。ヒナが完全に巣立つまでの間は巣やヒナに近づかないようにしましょう。

また、市では人身被害を防ぐためにやむを得ない場合には営巣された巣の撤去を行っておりますので、そのような場合はご相談ください。

有害鳥獣による生活被害のよくあるご相談

家屋等に動物が入り込まないか心配。

 動物の侵入口となる場所がないか、定期的に家屋のチェックを行い、被害を未然に防ぎましょう。
侵入口として多いのが、床下の通風口等です。網や柵がされていない場合は、早急に対処しましょう。

家屋等の屋根裏や壁、床下に野生動物が入り込んでしまった。

出入口等の隙間を1ヶ所だけ残して塞ぎ、煙などを炊き、屋内から追い出しましょう。動物が外に出たことを確認したら、最後の穴を塞ぎます。
 煙を炊いても出て行かない場合は、夜間(アライグマ・ハクビシン等は夜行性のため、昼間は寝ていることが多いです)餌を取りに外に出ている時を見計らって、穴を塞ぎましょう。侵入口に粉等を撒いておくと、足跡の確認に役立ちます。

 動物が出入りの出来る隙間をそのままに放置しておくことは、再度ネズミやアライグマ、鳥、コウモリ等の野生動物に入り込まれる可能性があるため、侵入口を確実に塞ぎましょう。

なかなか動物が出て行かない。

 煙の出る害虫駆除製品等を何度か使用して、居心地の悪い場所と認識させることが大切です。動物に付いているノミやダニの駆除にも効果があります。動物が出て行った後にも有効です。

被害を防止するため、野生動物を捕まえたい。

 野生動物は、鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律(鳥獣保護法)により保護されています。そのため、許可なく捕獲することはできません。どうしても被害がやまず捕獲が必要な場合は、捕獲許可申請をし、許可されれば捕獲することが出来ます。被害内容、被害時期等を確認の上、衛生課へご相談ください。

次の鳥獣を捕獲する場合には衛生課が申請窓口となります。

[鳥類]マガモ、カルガモ、コガモ、ヨシガモ、ヒドリガモ、オナガガモ、ハシビロガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、スズガモ、クロガモ、キジ、コジュケイ、キジバト、ヒヨドリ、スズメ、ムクドリ、ミヤマガラス、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ドバト、ウソ、オナガ

[獣類]タヌキ、ノイヌ、ノネコ、テン(亜種ツシマテンを除く)、シベリアイタチ、ミンク、アナグマ、アライグマ、ハクビシン、イノシシ、タイワンリス、シマリス、ヌートリア、ノウサギ



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