心肺蘇生法の手順(乳児・小児)
更新日 平成22年3月17日
心配蘇生法(乳児・小児)
CPR:Cardio Pulmonary Resuscitation(ガイドライン2005)
ここでは、約12ヶ月までを「乳児」として、約1歳以上8歳未満を「小児」として扱います。
(子どもでも、約8歳以上の場合は成人と同じ救命処置を実施します。)
1.反応の確認
刺激を与えながら声をかける
(乳児の場合は、足の裏を刺激しながら呼びかけることも有効です。)
※呼びかけに対し、目を開ける、応答する、泣く等の目的のある仕草などが無ければ「反応なし」と判断し2へ進む。
2.反応がなければ、協力を求める
「誰か来て、子どもの様子が変なんです!」
・協力者がいる場合
「あなたは119番通報をお願いします」
「あなたはAEDを持ってきてください」
注意:乳児に対しては、AEDを使用できません。
「心肺蘇生できる方は協力してください」
・自分一人きりの場合
心肺蘇生を5サイクル(約2分間)※を試みた後、自分で119番通報
※5サイクル(約2分間)=胸骨圧迫(6参照)30回:人工呼吸(5参照)2回の組み合わせを1サイクルとし、これを5回絶え間なく繰り返すこと。
3.頭を後ろにのけぞらせ、あご先を引き上げる(気道の確保)
空気の通り道(気道)を確保し、肺に空気を通しやすくします。
片手を額に当て、もう一方の手の人差し指と中指の2本をあご先(骨の部分)に当て、鼻の穴が天井に向く程度まで頭を後ろにのけぞらせます。
4.正常な呼吸の有無を調べる(呼吸の確認)
気道の確保(3参照)をしながら、普段どおりの息をしているかどうかを確認します。
胸が上下しているか(見て)、呼吸音が聞こえるか(聞いて)、吐く息をほほに感じられるか(感じて)を、同時に10秒間で確認します。
※しゃくりあげるような途切れ途切れの呼吸や、呼吸をしているかどうか分からない場合も「正常な呼吸なし」と判断し、5へ進む。
5.正常な呼吸がなかったら、人工呼吸を行う
<乳児>
気道の確保(3参照)をしながら、自分の口を大きく開けて子どもの口と鼻を同時に覆い、胸の上がりが見える程度に静かに2回息を吹き込む。
<小児>
気道の確保(3参照)をしながら鼻をつまみ、自分の口を大きく開けて子どもの口を覆い、胸の上がりが見える程度に静かに2回息を吹き込む。
※1回の吹き込みに1秒かけ、胸が軽く持ち上がることを確認する。
※正常な呼吸がないことを確認した場合、その後AEDがどのタイミングで届いてもAEDの使用を優先
して行ってください。
(ただし、乳児に対してはAEDを使用してはいけません。)
6.胸骨圧迫
<乳児>
片手の指2本(中指・薬指)で、左右の乳頭を結ぶ線の真ん中から指一本分足側の部分を約30回圧迫する。
※有効な胸骨圧迫(乳児・小児共通)
- 強く (胸の厚み3分の1程度沈むまで)
- 早く (1分間に100回のテンポ)
- 絶え間なく
- 圧迫を緩めるときは、胸がしっかり戻るまで
<小児>
片手もしくは重ねた両手で、胸の真ん中を約30回圧迫する。

7.心肺蘇生法の実施
約30回胸骨圧迫した後、人工呼吸を2回行います。
この胸骨圧迫(6参照)と人工呼吸(5参照)の組み合わせを、絶え間なく続けます。
※吐血などがあり、人工呼吸がためらわれる場合や感染防止を図れない場合は胸骨圧迫を続けて下さい。
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