定期予防接種

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ページ番号 C1025926  更新日  令和6年3月15日

予防接種には、予防接種法により対象疾病・対象年齢・接種間隔等が定められている「定期予防接種」と、それ以外の「任意予防接種」があります。
定期予防接種は、法律で定められている年齢や期間内は、公費負担により無料で接種できます。
任意予防接種は、接種を希望する方が自己負担で接種するものです(おたふく、インフルエンザ等)。

こどもの予防接種は遅らせずに受けましょう

現在、日本国内で麻しん(はしか)の感染事例が報告されています。麻しんは、予防接種を受けることが最も有効な予防法です。定期接種の年齢は接種に適した時期で決められているため、接種機会を逃さずに受けましょう。

予防接種は、お子さんの健やかな成長のために一番必要な時期に受けていただくことが大切です。
特に赤ちゃんの予防接種を遅らせると、免疫がつくのが遅れ、重い感染症になる危険性が高まります。
お子さんの健康が気になるときだからこそ、予防接種は遅らせずに、予定どおり受けましょう。

こどもの定期予防接種の種類と対象年齢

対象者

予防接種ごとに対象年齢と対象回数が決まっています。
また、接種当日に茅ヶ崎市に住民登録があるお子さんが対象です。

ロタウイルス

予防する病気・・・ロタウイルス胃腸炎の重症化
受けるワクチンの種類ごとに、接種期間や回数が異なりますので、計画的に接種を受けましょう。
最初に接種を受けたワクチンと、同じ種類のワクチンを受けてください。

【ワクチンごとの受け方】
  1価(ロタリックス) 5価(ロタテック)

接種時期

生後2か月~出生24週0日後

生後2か月~出生32週0日後
接種回数

2回

27日以上の間隔をあけましょう。

出生24週0日後を過ぎてしまうと、

ワクチンの接種は受けられません。

3回

27日以上の間隔をあけましょう。

出生32週0日後を過ぎてしまうと、

ワクチンの接種は受けられません。

(注)標準的な接種開始時期は生後2か月からですが、出生6週0日後から受けていただくことができます。
(注)初回接種は出生14週6日後までに行いましょう。
 出生15週0日以降の初回接種は推奨されておらず、出生14週6日後までに初回接種を完了させることが望ましいとされています。

腸重積症

腸重積症とは、腸が腸に入り込み、閉塞状態になることです(下図)。ワクチン接種後1週間程度、腸重積の発症がわずかですが上がる可能性が知られています。0歳児の場合、ロタウイルスワクチンを接種しなくても起こることがある病気なので、ワクチンを接種しなくても注意が必要です。もともと、3~4か月齢くらいから月齢が上がるにつ入れて多くなる病気(下のグラフ)ですので、早めにワクチンの接種を完了しましょう。腸重積症は、手術が必要になることもありますが、発症後すぐに治療すれば、ほとんどの場合、手術をせずに治療できます。

図(腸重積症)
グラフ(腸重積症)
グラフ
対象から除かれるお子さん
  • 腸重積症の既往歴があることが明らかなお子さん
  • 先天性消化器官障がいを有するお子さん(その治療が完了した方を除きます。)
  • 重症複合免疫不全症の所見が認められるお子さん

B型肝炎

予防する病気・・・B型肝炎
肝炎になると、肝臓の細胞が壊れて、肝臓の働きが悪くなります。
肝臓は「沈黙の臓器」といわれ、重症化するまでは自覚症状が現れない場合が多くあります。

接種年齢と接種回数
公費負担で接種できる年齢 標準的な接種年齢 接種回数 接種間隔

1歳未満

 

生後2か月~9か月

未満

3回

1回目から4週(28日)目以降に2回目。

1回目から20週(140日)目以降に3回目。

(注)1回目の接種から3回目の接種を終えるまでには、おおよそ半年間かかります。3回の接種がすべて1歳未満の間におさまるよう、計画的に接種してください。

(注)母子感染予防として出生後に接種を受けたことのある方は、定期接種対象外です。

BCG

予防する病気・・・結核
結核は、毎年新規患者の発生があり、結核に対する免疫は、お母さんからもらうことができないため、生まれたばかりの赤ちゃんもかかる心配があります。
乳幼児期にかかると、全身性の結核症や結核性髄膜炎を起こすことがあります。

接種年齢と接種回数
公費負担で接種できる年齢 標準的な接種年齢 接種回数
1歳未満 生後5か月~8か月未満 1回
  • 通常起こる反応として、接種後10日頃に接種局所に赤いポツポツができ、一部に小さい膿ができることがあります。この反応は、接種後4週間頃にもっとも強くなり、そのあとはかさぶたができ、接種後3か月頃までには治ります。
  • 接種後10日以内に接種部位が赤く腫れて化膿する反応のことをコッホ現象といいます。コッホ現象と思われる反応が見られた場合は、接種を受けた医療機関で受診してください。

ヒブ(インフルエンザ菌b型)

予防する病気・・・ヒブを原因とする細菌性髄膜炎
初期は発熱程度でかぜと区別がつかない症状ですが、細菌性髄膜炎、急性喉頭蓋炎、肺炎などを起こすことがあります。
接種開始の月齢によって、接種回数及び間隔が異なります。
なお、規定の間隔で受けられなかった場合、必要接種回数が変更になる可能性があります。医療機関または保健所健康増進課までご相談ください。

接種年齢と接種回数
公費負担で接種できる年齢 初回接種開始月齢 接種回数 標準的な接種時期
生後2か月~5歳未満

生後2か月~
7か月未満

初回3回
追加1回
27日~56日までの間隔をあけて、生後12か月までに初回3回終了。
のち、7か月~13か月の間隔をあけて追加1回接種。
生後7か月~
1歳未満
初回2回
追加1回
27日~56日までの間隔をあけて、生後12か月までに初回2回終了。
のち、7か月~13か月の間隔をあけて追加1回接種。
1歳~5歳未満 1回  

令和6年4月1日より四種混合とヒブにかわるものとして、五種混合の定期予防接種が開始されます。

小児の肺炎球菌

予防する病気・・・肺炎球菌を原因とする髄膜炎、敗血症、肺炎、中耳炎など
初期はヒブと同じようにかぜと区別がつきにくいので注意が必要です。とくに2歳以下のお子さんは肺炎球菌に対する免疫がほとんどなく、感染すると細菌性髄膜炎や肺炎、重い中耳炎などを起こすことがあります。
接種開始の月齢によって、接種回数及び間隔が異なります。
なお、規定の間隔で受けられなかった場合、必要接種回数が変更になる可能性があります。医療機関または保健所健康増進課までご相談ください。

接種年齢と接種回数
公費負担で接種できる年齢 初回接種開始月齢 接種回数 標準的な接種時期
生後2か月~5歳未満 生後2か月~
7か月未満
初回3回
追加1回
27日以上の間隔をあけて、生後12か月までに初回3回終了。
のち、60日以上の間隔をあけて生後12か月~生後15か月までの間に追加1回接種。
生後7か月~
1歳未満
初回2回
追加1回
27日以上の間隔をあけて、生後12か月までに初回2回終了。
のち、60日以上の間隔をあけて生後12か月以降に追加1回接種。
1歳~2歳未満 2回 1回目の接種から60日以上の間隔をあけて2回目を接種。
2歳~5歳未満 1回  

令和6年4月1日より13価肺炎球菌ワクチンにかわるものとして、15価肺炎球菌ワクチンの定期予防接種が開始されます。

四種混合(DPT‐IPV)

予防する病気・・・ジフテリア、百日せき、破傷風、ポリオ(急性灰白髄炎)
ジフテリアは、のどや鼻などの呼吸器の粘膜に感染し、のどの痛みやせきなどの症状がでます。
百日せきは、激しいせきや、肺炎、脳症を合併することもあります。
破傷風は、傷口から破傷風菌が侵入して発病します。
ポリオは、かぜに似た症状が続いたあと手足にまひが残ることがあります。

接種年齢と接種回数

公費負担で接種できる年齢

接種回数

 

標準的な接種時期
生後2か月~7歳6か月未満 1期初回3回
1期追加1回
20日~56日の間隔をおいて3回接種。
初回接種終了後、12か月~18か月後(最低6か月以上の間隔をあけて)追加1回接種。

(注釈)平成24年11月1日より、三種混合プラス不活化ポリオワクチンにかわるものとして、四種混合の定期予防接種が開始されました。

令和6年4月1日より四種混合とヒブにかわるものとして、五種混合の定期予防接種が開始されます。

二種混合(DT)

予防する病気・・・ジフテリア・破傷風

接種月齢と接種回数
公費負担で接種できる年齢 接種回数 標準的な接種時期
11歳~13歳未満 1回 11歳~12歳

日本脳炎

予防する病気・・・日本脳炎
ブタなどの体内で増えた日本脳炎ウイルスが、蚊によって媒介され感染します。7日~10日の潜伏期間の後、高熱、頭痛、けいれんなどの症状を示す急性脳炎になります。

接種年齢と接種回数
公費負担で受けられる年齢 接種回数 接種間隔 標準接種年齢
生後6か月~7歳6か月未満 1期(初回2回、追加1回) 6日~28日(最低6日以上)の間隔をあけて2回接種。
その後おおむね1年後(最低6か月間隔をおいて)1回接種。
3歳
4歳
9歳~13歳未満 2期1回   9歳

特例:平成15年4月2日~平成19年4月1日生まれ

不足回数(上限4回)

合計4回の接種が完了していない方は、20歳になる日の前日まで、定期接種として不足分の回数が受けられます。  

(注)2期接種は、必ず9歳以上で接種してください。

(注)平成7年4月2日以降にお生まれの特例対象者であった方で、長期の療養等により20歳になる日の前日までに接種できなかった方は、お申込みにより定期接種として接種できるようになる場合があります。

(注)ワクチンの供給状況によっては、接種が遅れる可能性があります。公費負担で受けられる年齢を過ぎてしまうと、全額自己負担となりますのでご注意ください。

麻しん・風しん混合(MR)

予防する病気・・・麻しん・風しん
麻しん(はしか)は、麻しんウイルスの空気感染によって起こります。発熱、せき、鼻汁、めやに、発疹を主症状とします。最初3~4日間は38度前後の熱で、一時おさまりかけたかと思うと、また39度~40度の高熱と発疹がでます。高熱は3~4日で解熱し、次第に発疹も消失しますが、しばらく色素沈着が残ります。また、肺炎や脳炎を引き起こすこともあります。
風しんは、 風しんウイルスの飛沫感染によっておこります。潜伏期間は2~3週間です。軽いかぜ症状ではじまり、発疹、発熱、後頸部リンパ節腫脹などが主症状です。そのほか、眼球結膜の充血もみられます。発疹も熱も約3日間で治るので「三日ばしか」とも呼ばれることがあります。合併症として、関節痛、血小板減少性紫斑病、脳炎などが報告されています。

接種年齢と接種回数
公費負担で受けられる年齢 接種回数
1期:1歳~2歳未満 1回

2期:小学校入学前の1年間
(令和5年度は、平成29年4月2日~平成30年4月1日生まれの方)

1回

 

水痘

予防する病気・・・水痘(水ぼうそう)
水痘(水ぼうそう)は、水痘・帯状疱疹ウイルスによる感染症です。せきやくしゃみによる飛沫感染・空気感染と、水疱から出てきたウィルスに触れる接触感染で移り、集団感染が多くみられます。
感染力の最も強い感染症の一つで、発熱と前後して小さな水ぶくれが全身に出ます。治っていくときにはかさぶたとなり自然にとれます。かゆみが強く、痕が残ることもあります。
子どものありふれた病気と思われていますが、中には重症化し、入院が必要となる場合もあります。

接種年齢と接種回数

公費で受けられる年齢

 

 

接種回数  標準的な接種時期
1歳~3歳未満 2回 生後12か月から15か月に達するまでの間に1回目を接種し、その後、6か月~12か月までの間隔(最低3か月以上の間隔)をおいて2回目を接種

 

子宮頸がん予防(HPV)

予防する病気・・・子宮頸がん
成人女性がかかる子宮がんの一種で、近年、とくに20歳~30歳代の若い女性の発症が増えています。

接種年齢と接種回数
公費負担で受けられる年齢 接種回数 ワクチン種類 接種間隔 標準的な接種時期
小学校6年生から
高校1年生相当の女子
3回 サーバリックス 初回接種から1か月後と
6か月後に接種
中学1年生
ガーダシル 初回接種から2か月後と
6か月後に接種
2回または3回 シルガード9

1回目の接種を15歳になるまでに受ける場合:初回接種から6か月後に接種(2回目を5か月未満で接種すると3回目の接種が必要になります)

 

1回目の接種を15歳になってから受ける場合:初回接種から2か月後と6か月後に接種

 

また、令和4年4月1日から令和7年3月31日までの3年間、積極的勧奨の差控えにより接種機会を逃した方が公費(無料)の接種の対象となります(キャッチアップ接種)。

キャッチアップ接種として

公費負担で受けられる年齢

接種回数

ワクチン種類 接種間隔
平成9年4月2日~平成19年4月1日

不足回数(上限3回)

サーバリックス 初回接種から1か月後と
6か月後に接種
ガーダシル 初回接種から2か月後と
6か月後に接種
シルガード9 初回接種から2か月後と
6か月後に接種

詳細は「子宮頸がん予防ワクチンについて」のページをご覧ください。

下記に該当する方はご注意ください

三種混合と不活化ポリオの接種が完了していない方

平成30年1月29日から三種混合ワクチンの販売が再開されました。三種混合ワクチンの接種が完了していない方は、四種混合または三種混合ワクチンを使用してください。詳細は、厚生労働省ホームページ「ポリオとポリオワクチンについてQ&A」をご覧いただくか、かかりつけ医または保健所健康増進課までご相談ください。

不活化ポリオ
予防する病気・・・ポリオ(急性灰白髄炎)

かぜに似た症状が続いたあと、手足にまひが残ることがあります。

接種年齢と接種回数
公費負担で受けられる年齢 接種回数 標準的な接種時期
生後2か月~7歳6か月未満 1期初回3回
1期追加1回
20日~56日の間隔をおいて3回接種。
初回接種終了後、12か月~18か月後(最低6か月以上の間隔をあけて)追加1回接種。

三種混合
予防する病気・・・ジフテリア、百日せき、破傷風

ジフテリアは、のどや鼻などの呼吸器の粘膜に感染し、のどの痛みやせきなどの症状がでます。
百日せきは、激しいせきや、肺炎、脳症を合併することもあります。
破傷風は、傷口から破傷風菌が侵入して発病します。

接種月齢と接種回数
公費負担で受けられる月齢 接種回数 標準的な接種時期
生後2か月~7歳6か月未満

1期初回3回

1期初回1回

20~56日の間隔をおいて3回接種。

初回接種終了後、12か月~18か月後(最低6か月以上の間隔をあけて)追加1回接種。

(注釈)平成24年11月1日より、三種混合プラス不活化ポリオワクチンにかわるものとして、四種混合の定期予防接種が開始されました。

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保健所 健康増進課 予防接種担当
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